扉写真バックナンバー・573

 

◆更新日:2007年7月6日 更新地:日本◆

独特な雰囲気醸すケチャダンス(インドネシア)

ラーマーヤナの物語を表す踊りバリ島のウブドは芸術と芸能の村。村とその周辺では、毎日のようにバリ伝統舞踊の公演が行われています。ウブド滞在の3日間、私も毎日のように出かけては、これまで写真でしか見たことがなかった舞踊の動きと音、雰囲気を楽しんできました。

日が沈んですっかり暗くなった午後7時頃から、村のあちこちで公演が始まります。ウブド初日、私はケチャダンスを見に行きました。丸い広場の薄暗い中にほのかな明かりが灯され、ムードは満点。やがて100人を越える男性が現れて輪になり、舞踊がスタートしました。

「ケチャケチャケチャケチャケチャ・・」男性らが皆口々にこうつぶやきながら、地面に座ったまま手を上げたり上半身を倒したりします。その様子は踊るというよりは、何かの儀式を行っているような感じ。ケチャでは楽器を使わず、音はみな声で表されますが、その声は歌というよりも、人間が楽器となって決まった音を奏でているかのよう。甲高い声で、「ポッ、ポッ、ポッ、ポッ・・・」だけをずーっと繰り返す役の人もいます。そしてきらびやかな衣装を身にまとったダンサーが現れ、指と目の動きが特徴的なダンスを、輪の中心部で踊ります(2枚目写真)。

「なんて変わっていて、土俗的な感じがして面白いんだろう!!」その珍しさ異様さに、私はかなり興奮してしまいました。もしこれが今回のように観光客向けでなく、地元民のための祭りで踊られているなら、ぜひ見てみたい!と思いましたが、大観光地であるバリ島では、それはもう無理かもしれませんね・・。とにかく予想していた以上によかったので、翌々日にもう一度ケチャを見に行きました。

 

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