やっとイエメンの記事を書く段になって「地球の歩き方アラビア半島」がなくなったのには、非常にやる気がなえさせられます。バッグの中に入っていたので、ケニアで一緒に盗まれてしまったのです・・・「せめて貴重品以外のものだけでも、返して!」と言いたいですね。でも本当に犯人が見つかったら、全部以上に払ってもらわないと気がすまないでしょうけど・・・。
とにかくオマーンから入国した私は、このイエメンでも指折りの見どころであるシバームが、最初に観光した街となりました。「砂漠の摩天楼都市」とも呼ばれる高層ビルディングが集まったその姿は、さすがに圧巻です。日干し煉瓦と丸太でできた建物は一見もろそうに感じられますが、何百年ももつそうなのでコンクリートより丈夫かもしれません。ただし雨に弱いらしく、残念なことに崩れたものもいくつか見かけました。
ビルの間を歩き回ると狭い路地で遊ぶ子どもやヤギ、散らばるゴミが目に入ります。「よくこもんな高い建物が作れたなあ」と感心することしきりですが、街中はあまり賑やかでないので少したつと「もういいや」という気になってきます。それにとにかく暑い!!さすが砂漠のなかのワディ・ハドラマウト地方だけあり、まっ昼間の太陽は強烈です。私が訪れたのはイスラム教徒の休日である金曜だったので、ひと休みするにも何か買うにも店がやっていなくて閉口しました。
シバームは中を歩きまわるより、外からその威容を眺めるのが面白い街。実は街の向かいに山があり、そこに上って摩天楼の連なりを見下ろせたようなのですが、知らなかった私はさっさと切り上げて帰ってしまいました。暑さと乾きも耐えがたくなってきましたし・・・。というわけで皆さんシバームを訪れるなら、金曜以外の涼しい時間帯に行って山にもしっかり登ってくださいね。とほほ。