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路傍の糞の河原へ遠足
カ モ。
カモは・これまで述べた鳥のようないかがわしい目的のためには飼われなかった。
野生の状態でカモはど乏でもたくさん早りれたので、奪りを響する必餐弩たくなかっ たようである・しかし・ギリシア入はカモを、姦の神プリアポスと、愛の神エロスに警箋して飼っていた。
きれいな水が流れている、れんがづくりの纂がおいてあった。
それで、カモの餌は芝ややく湿っていた。
ローマ入は、主としてマガモやコガモを飼っていた。
かれらは、 エジプトや小アジアから「ボンテ・ノガモ」とよばれる・頭の赤いカモをも輸入していた。
おそらくこの鳥は、アジア産のリュウキュウガモのことであろう。
ツクシガモもまた、食用としてたいそう珍重された。
ローマ人は、西ヨーロッパや中央ヨーロッパに侵攻するにつれ、これらのすべての種類を利用していった。
かつてローマでは、カモが非常に安かったので、一般の人でもむし焼きのカモにありつくことができた。
皇帝ディオクレティアヌス(二八四ー三〇五年)は、カモ一羽の最高価旛をこんにちの約一シリング九ペンスに相当する銅貨二〇デナリウスと定めた。
ニワトリのめんどり一羽は三〇デナリウスで、おんどり一羽は四〇デナリウスであった。
私たちは欧州で発達した生活様式を文明そのものと考えがちだが、実際浜、それがアジアから受けついだものである。
古くからよく言われる「光は東方より」という言葉には、(議論の余地もあるが)太陽が東からのぼることや、主要な哲学や思想の学説は東洋で生まれたということ以上の意味をもっている。
東洋で発生した・より基本的な諸制度さえも最初の隊商たちによって西方にもたらされた制度もその一つである。
私たちは、これらのことがどんなに大きく入類の発展に影響してきたかということに、感謝するのをしばしば忘れている。
これらの制度は人間の経済、宗教や政治に影響を与えてきたばかりか、その性格の進化をも支配してきた。
動物を世話することに責任をもつようになると、新しい感情が人間のなかに芽生えた。
それは人間が狩人として生きていたときは、その性質に欠けていたものであった。
動物を従わせるため、人間はまず、かれらを理解しなければならなかった。
イヌと馬、それに牛、ヒツジやヤギとの日常の接触を通じて、入間は動物たちもまた感情をもっているという事実を発見した。
人間と動物とのあいだに芽生えたやさしさと信頼は、入間の文化の貴重な部分となった。
屠殺用に飼われている動物たちでさえ、人間のやさしさを求めているように見受けられる。
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