路傍の糞の河原へ遠足
杜松や真柏は神や舎利のできる代表的な樹種です。
白然の木でもこれら裸子植物(杜松、真柏はヒノキ科ビャクシン属)の多くはすさまじい舎利や神を見せています。
これら樹種の盆栽では、神や舎利の豊富さ、その形態、神の木質(堅さ)などが観賞上の重要なポイントになります。
種木養成中の若木では神の有無にこだわる必要はありませんが、不要な枝を切除するときは枝は付け根から切り取らず、多少のゆとりをもって切り、その部分を神にするのが当然です。
ここで取り上げた素材のように、幹を途中で切断して挿し木する場合、その頂部を天神にして古木大木の相を表塀することができ、また、小萌を立てて樹芯の交替の相を表現することもできます。
美濃では山杜松(ヤマネズ)はせいぜい山の境界線に用いられる程度だった。
所有権のトラブルを防ぐためくクズ木として選ばれたのである。
山道を通るため枝が切り払われたその歩行のための<剪定>が、下芽を吹かせ幹味の妙を生む、結果的に盆栽の素材として採取された。
素材があらかた採り尽くされた現在、残された山杜松は、ひっそりとした自分の時を再び刻みつづけているかのようだった。
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カエデは芽摘みはとくに、若木のうちも部分的な葉刈りを必要とします。
葉が大きくて目につくようなものから順に刈ってやるわけです。
こうすると、ふところの日照や通風がよくなりますので、その葉も大きくなります。
この方法で何段階かに分けて葉刈りを行なえぱ、秋までには全体の葉が揃い、したがって小枝も平均化するのです。
モミジは、半ば完成した木には原則として葉刈りを行ないません。
胴吹きが激しいので、どうしても葉刈り後の手入れを行いきれず、結局はかえって枝味をこわしてしまいます。
必要な時は強い芯を刈るに留めます。
針金かけの方法、 針金かけは、樹形の骨格を作るためには欠かすことのできない技術ですが、とくにモミジなどは柔らかな枝幹が大きな魅力ですから、針金は軽く幹模様をつけるにとどめ、小枝はハサミで作っていくのが基本です。
針金は、アルミ線か、紙巻きにした銅線を用い、必ず喰い込まないうちにはずしましょう。
なお、針金かけによって将来の木の姿の骨格を決めるわけですから、まず正面を決定しなけれぱなりません。
一般的には、根張り・立ち上がりによって目安をつけますが、雑木の場合はとくに下枝の振り方が重要な決め手になります。
針金かけの適期は、落葉後から春先きまで、または入梅時に行ないます。
深切りしをした木の場合は少し時期を遅らせて行ない、また、針金かけしたらその年の植え替えは控えます。
木に必要以上の負担をかけさせないためです。
針金はほぼ半年後にははずします。
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