路傍の糞の河原へ遠足
自然の摂取と濯水。
植物は菖然環境の中にあっては、この水分供給の大部分を降雨に藤存しております。
そして樹木を舎む多くの髄物は、乾燥に強いもの、湛水や湿度に強いものなどいろいろな性質をもつものがあり、それぞれの環墳を選んで繁 栄しております。
水に対する環境とは、降雨の多少、排水の輿盃などが中心になワますが日照や姻風、霧の発生や空気の乾燥度なども水と切り離せない環境の一つといえます。
つまり私が身近にある一つの山を眺めるとき、それが狭い範囲の場合、雨最は変わらないのに、山頂附近では松がよく育ち、中腹では雑木が、谷に近いところでは杉がよく育つ例などをみるとき、それは降雨そのものよりも、他の環境がその種をしてその地に繁栄させる条件を作り出しているものといえます。
このようなことをあえて申し述ぺるのは、私達が水の必要度の異なる樹木を鉢にとり一つの棚に並ぺるとき、一つ一つの鉢に対して潅水度を変えるよりも、刷Lの保排水惟や日照・通風などの環境を、それぞれの樹種に合うよう焚化をもたせることの方が、より容易でありかつ有効適切ではないかということからです。
もちろん労力整情など管理条件に題まれていて、それぞれの鉢に合う潅水ができればそれは理想かもしれませんが、大半の愛好者はそれぞれの本業をもっており、鉢植えと起居を共にできない条件ドでは理思は望み得ませんので、満点の潅水を求めて失敗するよりも、確実性を望む方がより現実的ではないかと恩います。
また、潅水については、昔からいろいろなことがいわれておりますが、それらの中には当を得たものもあれば誤っているものもあり、気にかかるものもあれぱ、ぜひ分析して考えてみたいものもあります。
そこで潅水の前幾として、それらの中からいくつかを取り上げてみたいと思います。
広島県廿日市市は県南西部に位置し、大野瀬戸を隔てて、対岸の世界遺産・厳島(宮島)への連絡船が発着する宮島観光の拠点の町です。
この大野町の北西部権現山の麓に、 「おおの自然観察の森」があります。
おおの白然観察の森は、広島県の天然記念物に指定されているベニマンサク(マルバノキの別名)が数多く白生していることから、ベニマンサク湖と名付けられた湖畔の周辺を巡りながら、マルバノキを主とした植物や鳥、昆虫など自然に親しみ理解を深めるために設置された自然観察の拠点です。
十月の中旬、観察センターで入園手続き(記帳)を済ませて湖畔を歩いてゆくと、周囲の木々に先駆けて色鮮やかに紅葉した潅木が園路や湖畔の森の周辺部に現れてきます。
まるで秋の訪れを1人で伝えるかのように先駆けて色付いている樹が、別名ベニマンサクと呼ばれるマルパノキ(丸葉の木)です。
マルバノキは名前のとおり丸い葉が互生に付き、高さー〜3mになるマンサク科の落葉低木で、本州の中部地方以西と四国の花崗岩地などの痩せ地に稀に白生する樹木です。
またマルバノキは、わが国以外では中国の揚子江中流域に1変種が分布しているだけの、大変特殊な樹木でもあります。
マルバノキは分布の特殊性以外に、形態的にも大変興味深い特徴があります。
その第一は、マルバノキは紅葉と開花と結実が同時期になることです。
もちろん、気侯や固体差により若干のずれはありますが、鮮やかに紅葉した葉の陰に果実がなり、紅葉と同じような色彩の花が枝のいたる所で満開になります。
第二はその花の形態です。
紅葉の時期に開花する約2p程の小さな紅色の花は、五つの花弁(花弁の長さ7〜8nm)を持っていますが、その花弁が先端にゆくほどねじれて細まり、星状になって開花しています。
また、花をよく観察すると二つの花が背中合わせにぴったりとくっ付いて、あたかも赤ん坊のおもちゃの「でんでん太鼓」のような形をして咲いています。
爽やかな秋の一日、お弁当とルーペを持って、今年は花見と紅葉狩りを同時に楽しんでみてはいかがですか。
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