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オール電化住宅の住み心地オール電化賃貸マンションの居住者を対象に、オール電化住宅の住み心地調査を実施した。 対象は、品川区の第一種住居専用地域に建つ3階建て14戸のマンションである。広さは54〜72平方メートルの1LDKが中心で、当初のターゲットとしてシングルとディンクスが想定されていたが、実際には、小さい子どものいる入居者が3組あり、全体の25%はファミリーであった。 調査の方法は、全戸に対するアンケートとIHクッキング教室を兼ねたグループインタビューの併用で行った。居住者にオール電化住宅に住んだ経験のある人はおらず、入居前の「オール電化」に対する不安、入居当初の戸惑い、住んで2年弱になる現在の満足度など、忌憚(きたん)のない感想や意見を集めることができた。 「電気料金が高いのではないか」「IHクッキングヒーターは、火力が弱いので天ぷらやいため物がうまくできないのでは?」。この二つが入居前の大きな不安として共通していた。 ところが、オール電化にすると料金体系がガス併用とは違う契約になり、電気料金はかえって安くなる。また、ガスの基本料金も払わないですむので、光熱費全体が3割程度安くなったと全員が感じていた。安くなった分、入居前には使っていなかった除湿器や照明器具を購入して、安心してつけっぱなしで使っているという人もいた。 IHクッキングヒーターは、お鍋をそれまで使っていたものからIHに対応できる鉄やステンレスのものに替えなければならず(今は、アルミや銅でも使えるIHクッキングヒーターが売られているが、当時はなかった)、面倒だったが、「使ってみて、先入観と違っていてびっくり」というのが実感であったようだ。火力が強いのと、瞬時に温度コントロールができるので、天ぷらなど具を一度にたくさん入れてもべたっとしない、だからうまく揚がると言う。また、熱伝導が均一だから、鍋をふらなくていい、つまり重い鍋でも持ち上げて調理する必要がないので腕が楽なのだそうだ。 IHクッキング教室で、ラジエントヒーターに小さな脚付き網を乗せてねぎやしし唐を焼くなどの上手な使い方や、ロースターで鶏肉を焼き鳥屋のように、外側カリカリ、中ジューシーに焼く方法を習い、「目から鱗(うろこ)!」と言う声が聞こえた。ということは、使ってはいたが、使いこなしてはいなかったということだろう。 東京電力のテプコ銀座館や電力館でIH料理教室をやっているので、IHに興味のある人、IHを使っている人は参加した方が良さそうだ。電子レンジなどもそうだが、自己流で決まった使い方しかしていなくて、使ってはいるが使いこなしていない人が多いという。せっかくの機能は使いこなしたいものだ。 住んでみてのIHの良さでは、「掃除がしやすい」「安全」「暑くならない」「炎がないので、窓を全開にして料理ができる」などが挙げられていた。 78歳のシングル女性の参加者は、「ただでさえ食欲が衰えてくる年齢だから、油煙が少ないのが助かります。調理中の油のにおいで更に食欲が減退しますから。それに後始末が楽なのも気に入っています」とのこと。 IHクッキングヒーターの好感度の高さに比べて、給湯器の人気は今いちだった。安い深夜電気を使うのはよいが、家族が増えると湯量が足りない時があったり、追い炊き機能が付いていないと冬場はさし湯では十分に温まらなかったりというのが理由だ。これはいずれもファミリーから出た意見であった。 給湯器が付いていないと安い電気料金契約ができないので、家族数に合わせた給湯器の選択が大切のようだ。今は、追い炊き機能付きもあるので、それを選ぶのも手だ。いずれにしても家族の暮らし方に合わせて機器を選ばなければ、暮らしやすい家にはならないが、賃貸住宅を借りる時にそこまでは考えが及ばないようだ。 当サイトは不動産に関する情報を収集するサイトです。 |
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