分離派とファムファタル@

ウィーンの人たちが愛したクリムトの絵
愛らしく、実体の無い夢。
無邪気で喜ばしい芸術。

ピアノを弾くシューベルト
1899年

ウィーンの人たちが賛辞を投げた作品。
危なげが無くて保守的で大衆を魅了したシューベルトの肖像。


ソニア・クニプスの肖像
1898年

クリムトのパトロンの一人。
優雅さ、誇り高いよそよそしさがありながら、 後年のクリムトのファムファタルを想像させるような絵。


時には印象派風、ある時にはベラスケス風にと、クリムトはパトロンの趣味思考に応える。
一方で描いたクリムトの絵。

パラス・アテネ
1898年
 
クリムトが始めて金を使った絵。美術作品でアテナ女神が手にするのはたいてい、「勝利の女神ニケ」だがクリムト作のアテナ「ヌーダヴェリタス(裸の真実)」を持つ。

ヌーダ・ヴェリタス
1899年
 銘文として掲げられているのは「万人に好まれようとすることは罪悪である」というシラーの言葉。

 万人に開かれた芸術ではない芸術をクリムトは目指し始めたのかも知れない。 実物はかなり巨大(252×56.2cm)で迫力のある作品。下の作品は同人誌「ヴェル・サクルム」の挿絵として描かれたもの。

 


続 く


 

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