クリビア・キルタンシフロラ Clivia ×cyrtanthiflora Wittm







クリビア属は、南アフリカ共和国、ケープ地方原産のヒガンバナ科多年草です。球根を作らない数少ないヒガンバナ科植物ですね。
本種は、受け咲きのミニアタ種と、下垂咲きのノビリス種の種間雑種ですが、花はノビリス種の性質を強く受けています。
植物園に植裁されているノビリス種は、知りうる限り全てこのキルタンシフロラです。花や葉に若干の違いがありますが、見分けにくいために混同されています。
我が国にはミニアータ種より早くに渡来したため、昔はこの下垂性の
花をクンシランと呼んでいました。現在は余り育てられていません。

花期はやや不定期咲きですが、概ね春です。この春の開花が見たく、広島農園から平成12年に苗を入れて養生しました。
平成14年春に初開花です。朱色の素晴らしい花ですね。
開花時には黄花交配のミニアータと交配してみました。種子が出来ていますので、どんな花になるのか5年後が楽しみです。
なお、本種の育て方は、ミニアタ(ウケザキクンシラン)と同じで、真夏は遮光下、真冬は凍らない程度の加温が必要です。



自然開花は4月です。種子も容易に採れます。




新宿御苑の大温室に咲くキルタンシフロラ(平成14年1月撮影)









《 ヒガンバナ科 Amaryllidaceae