アマリネ・チューベルゲニー  x Amarine tubergenii  Sealy







アマリネ(x Amarine )は、オランダで作られた園芸用の属間交配品種です。
属の違うアマリリス・ベラドンナと、ネリネ・ボーデニーをかけ合わせて作られた属間雑種で、ネリネの花を大きくして、ベラドンナの香りを付けた、いいとこ取りの花ですね。正式には、アマリネ・チューベルゲニーと云います。

ネリネ(ダイアモンドリリー)の血を受けたためか、花弁がきらきらと輝く美しい
花です。秋の開花期はかなり長く、約2週間は満開を維持します。

・植え付けと用土
球根の販売は夏7月以降です。夏植え球根ですね。
過湿や過剰な有機成分を嫌いますので、容器栽培向きの球根です。
用土は、腐葉分を含まない粗めの土(排水性重視)が適しています。
6号鉢に1球植えないしは、8〜9号鉢に3球植えで育てています。
小さめの鉢なら、3年ぐらいで根がびっしりになるでしょう。

・開花時の管理
花着きの荒い球根ですが、休眠明けの9月ごろには咲き始めます。
開花後に出葉して、翌年の初夏までが生育期となります。
開花時以降は、表面が乾いたら2日ぐらいおいてから、たっぷりと水やり
します。

・真冬の管理
半耐寒性ぐらいですが、関東以西なら軒下で生長するはずです。
極端に寒い夜以外は、室内に入れる必要はないでしょう。
水やりは生育期ですので、あまり切らさないようにします。

・夏休眠
夏には休眠します。6月ぐらいから葉が黄変しますので、完全に水を切って
休眠に誘導します。
なお、休眠期は株分け分球の適期です。根を切らずに植え替えます。

・休眠期の管理
まだ、葉も花茎も見えませんので、軽めの水やりは7日〜10日に1回ぐらい
でしょうか。生育期の冬〜春よりは、水の量は大幅に少なくします。
夏の植え付け直後なら、用土を軽く湿らす程度でOKです。
休眠期に野外栽培で雨に当て続けると、夏場に腐りやすいと思います。

・肥料管理
花の終わる10月上旬から5月まで、カリ分の多いハイポネックス微粉の
1000倍液を月1回程度上げています。
生育がよいと、春に根の一部が鉢表面に上がってきますので、置き肥は
一切していません。




 

植え付けて3年目に咲いたウレシイ一番花(平成10年)



片親のネリネ・ボーデニに近い、マゼンダピンクの花色です。




ベラドンナ譲りの香りもあり、とても素晴らしい花です。やや開花しにくいのが欠点ですが、咲けば見事です。









《 ヒガンバナ科 Amaryllidaceae