自作ワカサギ竿 奮闘記


私は、ワカサギ釣りでは市販の竿を使ってます。
今まで自分のワカサギ釣りに対する考えが頭の隅で「誘ってれば勝手に釣れる」というワカサギには
大変に失礼な想いがあったのかもしれません。
以前の私のワカサギ釣りは、「釣ったのではなく釣れたワカサギ」だったような気がします。
ところがネットを通じて名人にお会いして「ワカサギ釣り」は奥が深く探求すればするほど面白いと
分かったのです。ワカサギ釣りに限らずどんな釣りも奥が深いと思います。
どんなに周りが釣れてなくても「釣る人は釣る」
それは、名人や達人と呼ばれる人はその魚の習性を研究し、いかに無駄な行動をせずに着実に釣る
技を長年の釣りで磨き上げてきたからではないでしょうか。
その釣り姿は、傍から見てても美しく、そして「カッコイイ」と私は心惹かれます。

今回私が竿を自作してみようと思ったのは、穂先から伝わる前アタリを100%乗せる為には感度の良い竿、
自分にあった竿を使いたいと思ったからです。

その他にも下記の要因から自作してみようと思いました。



1、市販のワカサギ竿の穂先が立て続けに折れた。

2、ネットで皆さん竿も自作してるのを知った。

3、たまには釣り具を自分で作ってみようか。

4、自分で作った竿で釣りをするなんて、ちょっと名人になった気分。

5、極小オモリで極細仕掛けで釣るには穂先がしなやかにしなり、コシもある竿が市販の竿には無いので。

以上の要因があって、ワカサギ竿を自作してみることになりました。
なにぶん素人の竿作りなので七転八倒、試行錯誤、五里霧中。失敗を重ねながら進んでいこうと
思ってます。
何か間違ってる点などありましたらご指導ご鞭撻のほど宜しく御願いいたします。



                                              



平成14年度版

最初は、孟宗竹で作ってみました。
以前伐採工事で大量にストックがあったから
という安易な考えから。
孟宗は硬いので割るのも力が要ります。
次に折れた市販の竿からガイドを取り外し
スレッドで撒き付けました。
見てお分かりのように焙るのを
忘れております(汗)
初め剪定バサミで削り、次に竹垣作り用の
ナイフで削っていきました。
布袋竹のグリップにリールシートを
支柱で使う針金(18番線)で巻いて
固定します。
出来た穂先をグリップに差し込んで
ハイ出来上がり・・・

しかし、後日信州の名人に見せたら、

「これじゃダメ」といとも簡単に一蹴されてしまいました。
そして節間の長い真竹を使うように奨められまして、材料を頂きました。
ついでに参考にしたいからと名人の穂先を半ば強引に貰っちゃいました。f(^_^;スンマセン

やはり、有り合せの材料(孟宗竹)で済まそうとした精神がいけません。
その穂先は、折って捨ててしまいました。
さあ、次は真竹で挑戦!


うーん、真竹は仕事で良く使うけど、
これだけ節間の長い真竹はあまり見ないぞ。
建仁寺垣を作るときに使うナタで割ります。
真竹は簡単に割れます。
ガスコンロで焙ります。
本当は削ってからの方が良いのかな。
半分ずつに割っていくと計32本取れます。
トゲに注意!
ナイフで削ります。
真竹は、スパスパ削れます。
でも、1日削ってるとマメはできます。
バランスの微調整にガラスの破片で
削ります。剣道の試合前に竹刀を削って
軽くする時もガラスでした。
ビール瓶がよかったのを覚えてます。。
今度はガイドを安全ピンやらクリップで
作ってみます。
蝋を垂らしてから薄く伸ばして見ました。
プラスのドライバーに2回ほど巻き付けて
丸くします。決してマイナスのドライバーで
やらないで下さい。抜けなくなります。
(当たり前ですね)
大きめのガイドは18番線で作りました。
スレッドで止めます。 穂元から小さくなるように大、中、小のを
作っておきます。
名人は、スレッドの固着は蝋で十分と
言ってましたが、エポキシ樹脂の
接着剤を買ってしまったので、
これで固めました。
一番先のガイドは、赤のスレッドで巻いて
アタリを見やすくしました。
リールシートもやはり18番線で固定します。
そしてその上に透明のビニールテープを
巻きます。
グリップにする布袋竹の根です。
4つばかり作りました。
さあ、出来上がりました。
出来上がった穂先全てに1号のオモリを
つけて柔らかい順に番号を記して
おきました。
オモリをつける時の目安にしようかと。

さて、これで取りあえず試し釣りをして、改良点を見つけたいと思います。
実釣してみないと分かりませんから。

あー、早くこれで釣りがしたい!



前年度に作った穂先で2003年の3月22日に野尻湖の屋形船で実釣してみて分かった事は
「まだ削り方が足りない」という事でした。
隣で釣っていた迷人さんは、同じように竹竿で仕掛けも私と遜色ないのに
メダカサイズのワカサギが1匹でも掛かると穂先が明確に前アタリを知らせてくれる。
それに比べ私の穂先には乗ってるのか乗ってないのか中々分かり辛かったのです。
前アタリもかすかなもので非常に分かりづらい。

それでもなんとか微妙なアタリを取る事が出来なんとか1束超えは釣れたのですが
迷人さんほどの分かり易いアタリが出ないので苦戦しました。

という事で今回は、出来る限りナイフで削り、薄くなるように心掛けてみました。


平成15年度版

約1年間縁の下で日陰干ししておいた
真竹を半分にして持ってきました。
それを8等分に少し太めに割ります。
前回は16等分だったので細身でした。
ある程度理想どおりの太さまで削ったら
刃を立てて削り全体的に均等の厚さに
なるようにしていきます。
やはり竹垣の時に使っているナイフで
はじめ大雑把に削ります。
今回は、8本中6本も上手く削れずに
ゴミ箱行きになりました。
ようやく2本の穂先が完成!
ここまでが結構時間が掛かります。
ガイドにするクリップです。
今回は、志向を変えて
カラフルなものにしてみました。
火で焙り油を抜きます。
前回レンジの火で焦げついた
のでロウソクでじっくりと焙りました。
バイスで竹を固定し、ガイドを
スレッドで固定します。
スレッドにエポキシ樹脂塗って
固めて出来上がり。
2,3日エポキシを乾かしておきます。 カラフルガイドで目立つかな。

この穂先で今シーズンは、ワカサギ釣りを楽しんでみます。
改良点など見つかったらまた追記します。

今度は、真竹や孟宗竹以外の竹で作ってみようかな。


平成16年度版


今シーズンも穂先作りしてまっす!
相模湖にドーム船が出来たのでソレ用に5本ばかり削ってみました。
ドーム船の場合、上流からの流れがある場合、軽オモリだと隣の人とオマツリしてしまうので
少し重めの錘対応で若干硬めの先調子です。
今回の竹は、節間が短く2年寝かせたものです。


 


 


毎年試行錯誤しながらの穂先作り。
数も次第に増えていきます。
削って試してみてからまた削る。とうとう竿ケース2つ分になりました。



〔2006年1月5日追記〕


「極楽はぜさん」から〔電動君1号〕の改良版を頂きました。


以前に「電動君1号」は頂いてたのですが、糸の落ちや巻上げに改良の余地があったので
再度作り直してもらいカワハギ釣りの時に持ってきて頂きました。
今度は、糸の落ちも巻き上げもスムーズです。
極楽はぜさん、有り難うございます!

ただ、穂先だけは自分で作ってね。ということで
穂先を竹で作ってみました。


 


今までの穂先よりもチト短めにして竹を削ってみました。



ガイドを付けます。
付け方は、今までの工程(スレッドによる巻き)と同じなので省略します。



ただ、違うところは、スレッドにエポキシは塗らず全体を漆塗りしたところです。
竹餌箱を塗装してる途中だったので餌箱と併せて塗っていきます。
何回か塗っては吊るして乾燥。を続けていき・・・・・



出来上がりました!
中々の艶が醸し出ています。



 


調子も2タイプです。(オモリは、1号をぶら下げてます。)

さあ、これをワカサギ新年会(2006年)で試してみたいと思います。



平成20年度版


〔2008年1月5日追記〕


葱さんに煤竹を頂きました。
それで久々に穂先を削ってみました。



葱さんが2本削ってくれてたので、まずガイドをつけます。
今回は、市販のガイドをつけてみました。


 


自分も丸竹を割って2本だけ削って見ます。


 


蝋燭で焙って焼きを入れ・・・


 


サンドペーパーで仕上げ、ガイドを取り付け・・・


 


巻いたスレッドにエポキシ塗って完成♪
4本の穂先が出来上がりました。

これで次回のワカサギ釣りをします。
楽しみ〜♪


まだまだ つづく ・・・・


・・・・・・と思う










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