サ行
〔サクラ〕(桜)
サクラといえばソメイヨシノがまずよく目にする
300種以上ある中で庭に向くのはシダレザクラ,八重ザクラ,ヒガンザクラ,
カンザクラで小型のもの  「サクラ切るバカ」というようにサクラはあまり切り
すぎると切り口から雨水が浸透して腐っていきやすい木だから
しかし我々はお金を出してくれるお客さんから「どうしても」と頼まれれば切らざる
を得ない場合がある  その時はトップジンMペーストやベントレート等の癒合剤
を切り口に塗って腐食を防ぐ
あとサクラにはアメリカシロヒトリという毛虫がつくので大きくなる前にスミチオンを
散布する  希釈倍率はその時の虫の大きさなどによるので詳しくは書けない
あと天狗巣病という枝が密集する病気が代表的 これはもとから切り取って
焼却してしまえば問題ない
〔サザンカ,ツバキ〕(山茶花,椿)
サザンカとツバキは同じ属の仲間で剪定方法などはほとんど同じなので一緒にした
葉の裏に茶色の毛が生えているのがサザンカ,葉がツヤツヤして少し大きめ
なのがツバキと覚えておけばいい
2つともチャドクガという蛾の幼虫がつきやすく触れるとかぶれ,ひどい痒みになる
ひどい人では熱が出て病院へ行くほどだ 抜け殻が触れただけでも痒くなるので
ご注意を! 
予防法はこまめに殺虫剤を撒くことと繁茂させずに枝を透かして風通しを
よくしてやる  害虫は暗くてジメジメしたところを好むので
あとどちらも乾燥を嫌うので日当たりのいい所は良いのだが灌水をかかさず
根元に落ち葉などで覆うのも良い
〔サツキ,ツツジ〕(皐月,躑躅)
サツキ,ツツジ類は植える時,根を叩いて土を落とせと耳にタコが出来るほど
聞かされてきた  これは根が固まって植えると酸素が行き渡らなくなり枯れやすく
なるからだ
刈り込み時期は花がまだ少し残ってるぐらいに行うのが丁度良い
翌年また見事に咲かせる手段としてお客さんにそう言い聞かせてきた
あと夏場の水やりは,朝か夕方にするのがベスト
葉に溜まった水滴が,レンズの役になり葉を焼いてしまうからだ
日中に灌水するなら根元に直接やる
(写真は、クルメツツジ)
〔サルスベリ〕(百日紅)
サルが登っても幹がツルッとして滑ることからなり
百日間花が咲いてることから百日紅ともいう
よくズンドウに枝を切り落とし秋に枝を全て切ってボウズにしてつくるコブシ仕立て
が一般的  しかしこのコブシも年々同じところから切ってるとデカクなるので
5年に1回はすぐ下で切り落とす
花後すぐに切るとまた土用芽が吹いて翌年その枝にも花をつけ小ぶりになって
しまうので正月前に切るのが望ましい
〔サンゴジュ〕(珊瑚樹)
生垣によく使われ萌芽力も強いのでバンバン刈り込みが出来る
刈り込みは上を強く下を弱くを忘れずに!
虫につきやすいので消毒はマメにやる
薬はスミチオンで良い カイガラムシなら石灰硫黄合剤
赤い珊瑚のような実を沢山つけて見たいなら刈り込まず,長い枝を抜いて透かす
剪定にしたほうが良い
〔シャクナゲ〕(石楠花)
よく花木は花後に剪定というが,この木に限ってはあてはまらないと経験上思う
それよりも花が終わる寸前にとってやるだけでいいと聞かされてきた
肥料もあまり与えず,花つきがわるいといって根をいじめることもしてこなかった
しかしあまり枝が密になってきたら軽く抜いてやるだけで良い
この木はちょっと勉強不足!
また新たに分かったら編集します
〔ジンチョウゲ〕(沈丁花)
植物界は不思議なもので移植困難な植物は,挿し木で簡単につき
挿し木でつきにくい植物は移植が容易である
ジンチョウゲは前者で,根が走り根(横に長く伸びていく根)で長いので先の
細根をどうしても切ってしまい枯れてしまう
だから移植はしたくない木だ  しかし挿し木で簡単につくので増やしたいなら
挿し木でやってみては(メネデールの原液に浸しておいても細根は出ますよ)
〔シイ〕(椎)
シイという木はないがスダジイ,ツブラジイを総称してシイという
ドングリのなる木,シイタケができる木といえばわかるだろう
古い御屋敷にはよく植えられているが最近は土地も狭くなりガーデニングブーム
ということもありあまり個人邸では植えなくなった
反面,公園や工場等には防風のために植えられてるのをよくみるが・・・
手入れは二っ葉透かしや三っ葉透かしでやるのが丁寧だが,最近では刈り込む
方が単価も安く手っ取り早くきれいになるので,そうせざる得ないのが現状
〔シュロ〕(棕櫚)
日本原産のワジュロと中国原産のトウジュロがあるが,庭木としては葉が小型
で肉厚のトウジュロの方が好まれる
煙害,潮害,に強く耐風性もある
高さは6〜7mくらいになると図鑑などにはあるが,実際手入れに入ってるお得意さん
の屋敷には12mのクレーンにつけたゴンドラでやらなければ葉がとれない
シュロもある
手入れはいたって簡単下に垂れた葉を元から切りホウキ状に上に向いた葉だけ
残しておく  花後の実も元からとる
〔スギ〕(杉)
花粉症の原因の大半がスギの淡黄色の雄花の花粉が原因
スギも雌雄異株で雄花は一生懸命に雌花に花粉を送ってるわけで人間様を
困らせるためではない  この林業用のスギ,今では庭木としても使われる(ダイスギ
が主) 庭で使う場合は,芯を留め,あまり高くせず刈り込んだり,透かしたりして
仕立てる
ただサクラ同様,腐りやすいので芯を留めたら癒合剤を塗っておく
〔ソテツ〕(蘇鉄)
読んでご覧の通り鉄で蘇る つまりソテツは,植える時に釘などの鉄分を入れてやると
元気に育つそうで,実際私もそうしろと言われ,そうしてきた
しかし これが本当か否か未だ定かではないが・・・
それから新庭に植え込む際,ソテツだけは慎重に慎重を重ねて材料を取り寄せる
それはこの木が南国育ちの為,関東では持ってきてから一冬か二冬越したのを
選ぶ
卸し屋さんも分かっててそんな不安なものは持ってこないが
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