戯言(TAWAGOTO)

(2002年の戯言)


造園業という仕事は、1つの現場が終了すると、また別の現場で
違った風景を見て違った内容の仕事をしながら様々な人と出会う。
その中で、関心のあった出来事や感じた事、
または、管理人独自の考えなどを
勝手気ままに気の向くままに書いていこうと思います。
語学力がないので誤った文法や誤字脱字は、ご容赦下さい。



12月30日  餅つき
我が家では、正月用の餅を30日につく。
31日大晦日につくのは鏡餅にした場合、一夜飾りになって縁起が悪いので
この日につくものではないとされ、29日につくと「9日餅」(くんち餅→苦んち餅)
となり苦がつくのでこれもまた縁起が悪い、年末は28日か30日または27日までに
つくものだと昔から言い伝えられてきたからだ。
もっと詳しく調べると30日も旧暦では大晦日になるので30日もダメらしいが
そこまで気にしてたらやる日がなくなってしまう・・・

科学の進歩が目覚ましいこの時代でも昔からある風習や言い伝え、縁起などを
この業界(植木屋だけに限らないが)では、重んじられてきた。
結婚式を仏滅にはやらないのと同じで(今はやる人も居るらしい?)忌み嫌われる日に
わざわざやらない方が無難ではないかと私も思う。
他にも方位や鬼門、これもある程度は頭に入れて木は植える。
ただ「忌み木」というところまでいくと何も植えられなくなってしまうので、
融通性をもっていかなければならないだろう。

閑話休題。話がそれた。
うちは、石の臼でつく。これがまたコシがあって美味いとの評判なので毎年10kgの
もち米を年末になると買って来てついて近所や親戚にも配る。
やっぱり機械でついた餅と比べると雲泥の差がある。
この行事が終えると「いよいよ今年も終わったか」と感じる。

来年1月13日でHPを開設してちょうど一年になる。
長かったような短かったような。
どっちにしろ色々と勉強になった年だったのには間違いない。
ネットを通して色々な方と出会い、メールでは「まさか」と思うような方からも
激励の言葉を頂きました。

皆さんには、今年本当にお世話になりました。
なにぶん未熟なヤツが作ってるホームページですが、
来年は、今年以上に頑張って勉強して更新していくつもりです。たぶん・・・。
これからも、どうぞ宜しく御願いいたします。

そして、来年も良い年でありますように!






つき立てのホカホカ〜 つき終ったらお米の袋に入れてのばして
固まったら袋ごと切って出来上がり。



12月9日  初雪
朝、起きると外は一面が銀世界。
私の住んでいる藤野町は、東京と山梨の都県境に位置し八王子の小仏トンネルを
抜けると体感温度で3〜4℃は低い為に雪の積もり方も半端じゃない。
「こりゃ、仕事に行けんなー」
こっちに越してきたばかりの頃は、雪を甘く見てた為に無理してトラックを転がして
エライ目に会ったことがある。
山の中故にアップダウンの多い道をチェーンの履いてない車を走らせる事は
これから事故りに行くようなもの。
「参ったなー、この忙しい時に。工程を組み直さなくっちゃ」
「やった、やったー友達とカマクラつくろうっと。あと雪合戦も」
喜んでるのは、子供だけ。

でも、綺麗だな雪景色は・・・・・・・。




11月22日  日本酒と塩
「おーい、今日は伐採の仕事だから日本酒と塩を用意してくれ。」
その日、現場に一升瓶をぶら下げていく。
なにも塩をツマミにして一杯やろうというのではない。
我々は、木を根元から切る時は根元に日本酒と塩を撒いてから作業に掛かる。
特に伐採屋さん、俗に言う「空師」はこれを欠かさない。
それから山での仕事では、作業前に火をおこしてから仕事をする。
これは、山ノ神、或いは木の神に対しての安全祈願なのかお清めなのか、又は単に
暖を取る為なのか分からないが、そういう習慣?がある。
酒と塩を撒くのもそういった御祓いめいた意味合いがあると思う。
以前、大量に野木の松を伐採した時、作業前にこれを怠ったことがあった。
それまで左程気にも留めていなかったのだろう。
若い者がチェーンソーで太ももを切ってしまった。
大量に血が噴出した。
それから暫くは現場でチェーンソーの音を聞いただけでゾッとしたものだ。
10数年経って、その恐怖は徐々に薄らいできたが、機械を扱う仕事の時は
十分に気を使い、また従業員に口が酸っぱくなるほど安全な取り扱い方を
言うようにしている。
また、切れない刃で作業をすると能率も上がらないばかりか刃が跳ねてしまい
危ないので切れなくなったらすぐに研ぐようにしている。
その日も酒と塩を撒く事をチェーンソーを扱う者にやらせた。




11月8日  安全大会
今の時期、うちの方では慌ただしくなる年末に向けて、神奈川県災害防止協会(県災防)や
土木事務所、元請け会社などで催される安全大会、もしくは安全衛生大会が
集中して開催される。
労働基準監督署からの署員の方達の作業上の安全注意事項や災害事例などの講演を
聞きに行く日が多くなる。
大概が身なりのこと、ミーティング実施、日頃の行いについて不備が無いかを正し
安全な作業を心掛けるように促される。
確かにこのご時世に加えて忙しくなってくると「これくらいは」とか「自分は大丈夫」
「面倒くさい」等という気持ちになる。
しかし起きてからでは、取り返しがつかない場合もあるのでこの時期の安全大会は
有意義なものだと思う。
惰性で仕事をしててヒヤリとしたりハッとしたりすることが、たまにある。
しかし以前、J,Vの現場で木に登る際に脚立に安全帯をしてから作業をするように言われた。
一段一段登って作業をするのに安全帯をかけろと言うのだ。
または、地下足袋でなく安全靴を履くように強制させられたこともある。
我々にとってヘルメットの着用はうなずけてもこれらは、逆に危ない作業になる。
程度といものがあるのだが、分かってもらえずに泣く泣くやりづらい方法でまた
危険な方法でやらされる場合があり、ヒヤリとしたこともある。
まあ、これは数少ない事例だが・・・
兎に角、これから年末に向け我々植木屋は稼ぎ時になり忙しく気も急いてくるが
ゆとりを持って作業をしていくつもり、余暇には釣りでもしながら。



10月3日  天敵
我々の天敵といえば、ハチ、ヘビ、毛虫だろう。
毛虫は、特にサザンカやツバキ等に付くチャドクガの幼虫。これに触れただけで
物凄い痒さになる。蛾になって残った抜け殻に触っても痒くなる。
私は、随分と刺されてきたので免疫が出来てるのか、数時間で痒みは治まるが
皮膚の弱い人だと病院に行かなければならないほどである。
この毛虫、今年は異常な気象によるのか発生するのが遅かった。
発生軒数も少なかったのでは。
次に嫌なのが、イラガという毛虫。コイツの毒針に一寸でも触れようものなら
チクッとしてから暫くの間チクチクと痛みが治まらない。
ハチもそうだ。 でも今年は、うちの若いのは3人しか刺されていない。
去年は、私も含め全員が刺された(スズメではないが)。 
スズメバチは、ここにきて大量発生して民家の軒先などに巣を作っている。
今年は、ヘビはあまり見なかった。
機械の音で逃げてしまってたのかもしれない。
その他によくお目にかかるのは、天敵ではないがミミズだろう。
ドバミミズは、作業中に見つけたら集めて取っておいて釣りの餌に持って帰ろうかと
思うが、まだやった事は無い。来年は、やってみようかな。
先日、庭の芝生から途轍もなくドデカイミミズが出てきた。
こればっかりは、針につけて流してみようとは思わなかった。
グロテスクだが、思わずスケールをあてて撮ってしまった。
これが出てきてから間も無くしてから地震や台風が来た。
ミミズは、どっちかを感知するのだろうか。

伸ばせば尺はあったかも



9月9日  夏バテ
8時から17時までの外仕事の中では、10時と3時の小休憩と
12時から13時までの昼休みがある。
暑さが若干和らいできた今日この頃、昼休み木陰で弁当を食べた後横になるといつの間にか
うとうとと浅い眠りに入ってしまう。傍らで若い者達が何やら喋っているのが子守唄に
聞こえ、次第に声が聞こえなくなって鼾をかいての熟睡モードへと入る。
太陽が動き、日陰が日向へと変わりじっとりと汗ばむようになっても起きず、
やぶ蚊があっちこっちを刺してきても起きない。
しかし、不思議と午後の仕事の開始5分前にはハッと目が覚める。
「んっ!ここは何処だ。自分は何をしてるんだ」と5秒ほど途方にくれる。
黒板とカメラを持って施工前の風景を撮りに行く体が暫くはだるい。
夏の刺すような日差しの中での肉体労働に加えて、休みのときに川の中を遡行しながら
釣り上がる渓流釣りでの疲れが、ここに来てドッと出てきたようだ。
もう41歳(まだ41歳?)昔のように飛び回ってた頃とは体力が違う。
気持ちは「まだまだ」と思ってても体が着いてこないときが、たまにある。
だけど、もう若くないんだからと思うにはまだ早い。
人間の体は、だらけたらキリが無く、気を張ってれば結構動けるのもんだ。
朝起きて今日は、体が軽いとか重いとか分かる。体のバロメーターが教えてくれる。
そろそろ疲れも溜まってきたかな。
たまには家でのんびりとしてみるか。
デジカメ持って庭に出て写真でも撮ろうかな。


いつの間にか灯篭の前にコスモスが。 草や木も伸びてきたなー。


キウイフルーツも小ぶりだが、ちらほらと。



8月30日  高垣(かしぐね)
生垣は、低垣・中垣・高垣と大別され1.5m〜2mくらいのものを低垣、
3〜4mくらい(かな)のものを中垣、それ以上のものを高垣と呼んでいる。
目隠しや防音対策に低垣はよく見るが高垣は、あまり見かけない。
最近、東京でもめっきり高垣が減ってしまった。
高垣は、もともと農家で風除けの為に植え育てたもので「かしぐね」とも言う。
北風の強い地方では北側に、南風の強い地方では南側に植えられている。
一般的には、シラカシを使っているが、先日館山に行った時はマキの産地の為マキの高垣をよく見た。
減少したのは、手入れに手間が掛かるのと周りの建物が隣接してとてもこれだけの物を
植えられる敷地が無いからだろう。
うちで毎年3回庭の手入れに入らせてもらってるお客さんの屋敷には、
まだこの「かしぐね」がありクレーンに付けたカゴ(ゴンドラ)で
透かして刈り込んでいる。
昔カゴの無かった頃は、とても脚立では天辺まで届かないので8m〜10m位の丸太2本と
2段梯子とロープを使い(この足場の作り方は年末の「施工状況」で説明しようと思う)
手入れをしていた。
今年は普段より切り詰めて欲しいとのことだったので、ゴミもいつもの倍出た。
最近、草刈工事ばかりだったので手入れがとても楽しく感じた。


施工前 施工中 施工後


8月8日  二、八の霜枯れ
昔、植木職人にとって2月は、木を植えても霜でやられる為、木を植えられず植栽の
仕事が無く暇。8月は、暑さにやられ(木が)これまた植えられない為暇になり
仕事が無いという意味合いを「二、八の霜枯れ」と言った。
 しかし今はというと、これがまた逆で公共工事が増えて忙しい時期になってきた。
2月は、年度末に終わらせなければならない工事が重なり猫の手も借りたいほどで
8月は、植木を扱う仕事はさすがに減る(たまに無理やり植えさせられる時もあるが)
代わりに、雑草が生茂り草刈工事が頻繁に発注されて工事が重なり、2つや3つはキャンセルする
くらいである。何処も今は、応援の手を捜してるが忙しい時は何処も忙しく、暇な時は、
何処も暇なのだ。うまくいかない。

今日(8日)は、立秋で「暑中お見舞い申し上げます」から「残暑見舞い申し上げます」に
挨拶が変わる。この日を境に気温も凌ぎ易い日へと近づくようだ。
そして、世間はお盆休みへと突入する。
毎年の事だが、高速道路や鉄道などの交通機関は渋滞し、何処へ行っても人、人、人。
自営業の強みでうちは、混む期間を避けてお盆の前か後に休みを取るように工程を組む。
今年は、後にとるようにしたので、まだあと一週間は、寒くない外へ出て動かなければならない。
この仕事は、いつ予定が変わるかもしれないので下手に宿を予約したり出来ない為
いつも休みの前1週間から10日に計画を立てる。
旅先で「明日申し訳ないけど施主(または近隣住民)の依頼で○△で
木を切ってもらいたいんですけど」といった類のTELが入る時が多々ある。
そういう時は、携帯の電源を切っておくか、「今○□で泊りがけで仕事してるので、
もう少し待ってて下さい」と言って乗り切るようにする。

んっ?役所の人、元請け会社の人・・・・・・・・これ読んでないね。



8月1日  ドカベン
ドカベンと言っても、あの明訓高校のドカベンではない。ドデカイ弁当のことだ。
(土方弁当の略)
私は、この仕事に就いて(といっても他の仕事はした事無いが・・・)から昼の弁当は、
手弁当でコンビニの弁当や外食は滅多にしない。アルミの弁当箱にご飯をギューギューに詰めてもらい、タッパーにおかずを入れている。
だが、暑い中外で散々動いた後、昼休みにはとても口に入らない。おかげで毎年体重が減る
水ばかり飲んでしまうので体内の塩分が薄まり足が攣ることもしばしある。
この時期はショッパイ梅干が最高のご馳走というか体が塩分を欲求してくる。
ついつい梅干ご飯に水をぶっ掛けて胃袋に流し込むことになる。
この時期になるといつも「あの頃を思えばこの位の事は屁でもない」と振り返るようにしている。
あの頃とは、学生時代の(特に1〜2回生の頃)ことだ。
「1年地獄、2年奴隷、3年人間、4年神様」と言い伝えられてきたモロ縦割り社会の体育会(剣道部)で血のションベンをしながら練習していた頃を思えば、どんな苦しい事も
乗り越えられる。どんな些細な事も楽しく感じてしまう。
自ら選んだ道に後悔はしない。その為には食べないと体がもたない。
いろいろと聞いたり試したりして昼のメニューを作って貰う。
一日一日を着実にを乗り切らなければ!


昔は、アルマイトの弁当箱は梅干のところだけ穴が開いたそうですが、今はそんな事ありません。


7月19日  御簾垣

バブル全盛期までは、庭造りの仕事も今より多く、お施主さんも良い物の為なら予算も
出来うる限り出して庭を造らせてくれた。
今は、そうもいかない。庭にお金をかけるくらいなら建物の修繕や日々の生活の糧に費やす様になってしまった。
精精庭の木の手入れに年1回入らせてもらうのが関の山。
新庭造り(さらの土地から造る庭)などは、年に1回あるかないか。
石を組んで、垣根や延べ段を作り、灯篭を据え、筧と手水鉢を設置する。
そして其処に木を植える。
そういった仕事がめっきり減ってしまった。

しかし先日、御簾垣(みすがき)が古くなり既に持ちそうも無いので取り替えて欲しいと頼まれ、久しぶりに庭師になった。
最近は、合成樹脂の素材で作る垣根が人気だが、やはり素材が生のものは、味が違う。

飾り結びを忘れかけてたが、思い出すのにさほど時間は掛からなかった。
やらせてもらった御簾垣は、普通は晒し竹(さらしだけ)を横にして押し縁(並べた竹を押さえる竹のこと)を縦にするのだが、施主の要望で少し崩して造った。
面白いので、休憩時間もお昼休みもそこそこにして作業をする。
こういう仕事をしてる時は、時が経つのも忘れてしまう。




7月16日  ベーゴマとメンコ
住宅街で庭木の手入れをしている横を、下校途中の小学生達が「こんにちは!」と
大きな声で挨拶しながら通っていく。
「こんにちは、元気だな」と返事をし、「おっ懐かしい物を持ってるな」と
手に持ってる鉄の小さな塊を見て言う。
ベーゴマだ。
「回せるのか」と聞くと、「んーん。おじさん回せる?」
「どれ、貸してみい」ヒモを手に取り、先に結びこぶが2つ出来てるのを確認してから
ベーゴマに巻きつける。何十年ぶりだろう。
小学生の時は、ポリバケツに皮のシートを張り、その上で4〜5人で回し合い、はじき飛ばした方がそのコマをもらうというルールで、1日暗くなるまで遊んだ。
その他に、メンコ、釘刺し、ドロケイ、三角野球、ガンバコ等で友達と遊んだ。
ルールは、自分達で考える。
今の子は、ゲームやカード遊びで外で遊ぶ子が少なくなった。ケンパの遊び方さえ
知らない。  1人で遊ぶ子も多いみたい。

ビュッ  アスファルトの道路にベーゴマが回った。
何十年もやってなかったが、体で回し方を覚えてたようだ。
「おじさん、凄い! ねえどうやって回すの。もう一回やって。」

今の子達は、我々が子供の頃よりマセテテ頭脳も発達してるが、忍耐力に欠け能動的でなく
受動的な気がする。
外遊びの中に学校では習わない何かが沢山あるのに、と思いながら「イチロー」と
彫ってあるベーゴマを大事に持って帰る子供達の姿を眺めていた。


6月25日  「人を使う」ということ PART2

先日、久しぶりに以前うちで働いていた番頭さんから電話があった。
元気でやってるとの事。うちから独立してもう30年くらいだろうか。私は子供だったので
あまり記憶が無い。
前にも書いたが、そうやって独立していった人、従業員同士でイザコザがあり辞めた人、
病気やケガで辞めざるを得なくなった人、酒で辞めた人、○で辞めた人。
とにかくこの仕事は出入りが激しい。
昔、親方が保護司をやってた事もあり、元暴走族や少年院あがりの兄ちゃん達が来ていた
時もあった。私が高校生くらいで夏休みなど手伝いに行き彼らの運転するトラックに同席
した時があった。今思うと良く生きていたなと当時のことを考えると
恐ろしくなることがある。
とにかく運転が凄いのだ。仕事が終わり「さあー帰るべー」と言ったが早いか、一般道で
100キロ以上は当たり前。前にノロノロ走ってる車があろうものなら「おらー!チンタラ
走ってんじゃねー!」とか「どついたろか!コラー」などと言って煽る。
こっちは小さくなって横に乗っていた。でもスリルがあった。
今は、異動?もあまり無く落ち着いてきた。
こっちは、若い者の個性や長所を引き出してうまくやっていかなければならない。
うちにはいろんなキャラが居る。でもお互いにふざけ合い、冗談を言ってワイワイと
やっている。この仕事は、精神的には疲れないが、肉体的な疲労が溜まる。
忙しく疲れてくるとズル休みをするヤツも出てくる。
誰とは言わないが、N君などは(言ってるじゃん!)先日「昨日、右足をくじいちゃって」
と言って駐車場まで右足をひきずって「今日は休ませて下さい」と言ってきた。
「しょうがねーなー」と言うと「スンマセン」と言って左足をひきずり帰ろうとしている。
「あれっお前右足が痛かったんじゃないの」と言うと「あっそうでした」と言って
右足をひきずって、あわてて帰っていった。
これ本当の話。ウケ狙いではありません。
後になってこの子は、一服のときの話のサカナにされたのは言うまでもありません。
とにかく色々な従業員がうちには居ます。「会社紹介」の方で簡単に従業員の紹介をして
みました。


6月21日  「人を使う」ということ

造園業に限らず外で働く仕事(ブルーカラーと呼ばれる職種)は、人の出入りが激しい。
というか私は、この仕事以外を知らないので外仕事だけで断言することは、出来ないのだが。
一昔前は、若い衆といっても自分より皆年上で、私の言う事などなかなか聞いてはくれなかった。
その頃は、当然若僧(新米社会人)の私より従業員の方が、腕もあり場慣れしてるので
段取りも上手い。
若僧の言う事などちゃんちゃら可笑しくて聞いてくれないのは当然の事。
現場に行っても垣根の飾り結びや植木の掘り方、石の据付方、手入れの仕方など等、教わる事が
多かった。沢山の事を学ばせてもらった。
仕事以外のことも色々と学んだ。
従って、使うというよりも、こういう職人達について教えられたとおり動いてればよかったのだ。
今はというと私よりも皆若い、気力、体力が満ちた働き盛り、扶養家族を養っていかなければ
ならない若者ばかり。
その代わり今度は逆にこっちが、技術指導をしなければならない。
私の場合人に教えるというよりも自分で仕事をしちゃう方なので、よく親方に「お前は仕事は
しなくていいから、若い者達を見て間違ってる事をやってたら注意しろ」と言われる。
確かにそうで、10人働いてる中で1人が一生懸命やって9人が次の作業が分からずに突っ立って
られるよりも1人が監督して9人を動かした方が遥かに作業能率が良いのは、最近のマセたガキ
でも分かる事。
だけど「分かっちゃいるけど止められない♪」じゃないが、自分でも動いてしまう。
最近になってそれを抑制することが、なんとか出来るようになってきたのだが。
今現在、うちにいる若い者達は、私の言った事に対して「ハイ」と素直に聞いてくれるので
こっちの思ったとおりに工程が進められる。
あと親方にこうもよく言われる。
「お前は、若い者に優しすぎる。もっとビシッと言うときは言ってやらないとダメだ」と。
しかし、今は昔と違い、ちょっと強く言おうものなら今の若いのは、ついて来てくれない
傾向がある。辞めてしまう場合もある。かといっていつも甘やかしてる訳ではなく、言うときは
言ってるつもり。
それで現在上手くいってるのだから、このままで良いんじゃない。
たまーにトラブル時もあるが、それはどんな仕事でもあることで、人間同士の些細な衝突。
まあー色々な思考や嗜好をもった人達がいるので、世の中面白いんじゃない?

でも私は、いつも思う。「人を使う」というのは、難しい!


6月12日  忙中の閑

「忙しい時ほど落ち着いていこう」と常日頃からそう自分に言い聞かせて朝家を出る。
気持ちばかり焦っても仕事は、進まないものだ。
昔は、焦ってイライラしながら現場に出てよくケガや手直しが多かった。
平常心だ。硬くならずに打っていけ!お前は、色がありすぎる。・・・剣道をやってた頃に
師匠によく言われた。その頃は、週3日から5日仕事から帰りすぐに道場に通った。
ゼーゼー言いながら稽古をして、その後で師匠の説教をコンコンと聞かされた。
よく続いたと今にして思う。今はとても出来ないと思う。
その頃の教えが現在でも多少は生かされてると最近になって思うようになった。
仕事も剣道も釣りも共通項がある。それが何かはハッキリとはまだ分からない。
あと何年、いや何十年かしたら言えるようになるかもしれないし、一生言えないかも。

6月1日   鮎釣りと壁画

今日も多摩川で草刈、刈って歩きやすくなった草原を長竿を持ち引き船をぶら下げた釣り師達が、
ぞろぞろ歩いて行く。そうです。今日は鮎の解禁日。
「いいなー。こっちは仕事だ!」と思いながらハンマーナイフを転がす。
手を休めて川原にでると5〜6人が竿を立てている。
昼休みに様子を見に行くと誰も居なくなってる。
ガーガーと鳴らしたハンマーとショルダーの音で釣れなかったのか移動しちゃったみたい。

橋の橋脚には、いたずら書きがしてある。いたずら書きと言っても「毘沙門天」「喧嘩上等!」
「○○参上!」の類ではなく、しばし見惚れてしまう様な絵でアートと呼んでも良いだろう。
造園の仕事も「大地」というキャンパスに「植物」という絵の具を使い、「技術とセンス」という
筆で描く「立体芸術」だと思っているが、このアートも素晴らしいものがある。

来週からうちの手の他に、同業の仲間の手も借りていかなければならなくなってきた。
新年度になった頃は、暇でしょうがなかった位なのに、草が伸び始め、ツツジやサツキの花が
咲き終わる頃になると現場が重なる。1年平均して均してくれれば良いのに。といつもの事
ながら思う。役所の現説と入札もポツポツと出てきた。
この時期、何処も血眼になって仕事を取りにくるのだが、赤字覚悟で落札するのなら
遊んでた方がマシ。
まあ、そこそこの利益が出れば良いくらいの気持ちで数字を書き込む。


画像はこちら

[多摩川にて]へGO!

5月30日  鯉釣り

今、多摩川の河川敷の草刈工事をしてるが、この川に鯉がうようよいる。
以前、浅川でもやったが、ここにもうようよ。
当然釣り人も鯉の引きを楽しむ為に何人か置き竿で練りエサを吸い込むのを待っている。
昼休み、弁当を食べ終えて釣り人と話す。
この辺の鯉は、泥臭くてとても食べられるもんじゃないらしい。
従ってキャッチアンドリリースしてあの強烈な引きを楽しむだけだが、70cm位のが
かかると凄い!
必然的に鯉が増えて橋の上から見るとまるででかいオタマジャクシの群れだ!
またここで、釣欲が出てくる。

最近、カミさんの乗ってた軽自動車がポンコツになり、ヴイッツにした。
デュエットとこの車とで迷ったが結局、燃費が多少良いのでこっちにした。
この車にしてから、気のせいか対向車でヴィッツが多いことに気づく。
しかもピンクは圧倒的に多い。
買って1週間もしないうちにガードレールでこすってしまい、再びディーラーへ逆戻り。
去年の11月に購入したエスティマのハイブリットも来て間もなくして壁にこする。
誰とは言いません。
まっうちは新車は似合わない。トラックに乗ってる方が気が楽だ!






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