(プラザシティー立川その2造園工事枯れ補償)
造園屋は、生き物である植物を扱う仕事である。
その植物を使って修景し、また造形していく植栽工事には、その年の天候、その土地の環境、土壌の良否等によって変わるが、多かれ少なかれ枯れ木が発生する。
特に今公共工事は、設計と施工が分業している為、(1社で設計から施工まで行う場合もあるが)
設計会社が、その土地に合わない樹木を組み込まれたら、如何にしても枯れ木は、発生してしまうのが
現状である。

植え替え樹木の荷下ろし状況
枯れが出ない為に、引渡し後も管理していければ、ある程度は、枯れ木の数量を減らす事が出来るだろう
しかし、現状では、そこまでの予算もないし他の仕事に掛かってしまったら作業員を再び終了した現場に
送り込む余裕もなくなってしまう。それならば、手の空いてる休日に、水遣りだけでも行けば良い。
と言われれば、それまでなのだが・・・。
しかし、如何にしても枯れるのは枯れる。昔は、直接工事費に5〜10%まで枯れ木対策の費用を単価表
または、内訳書に組み込み計上出来たが、今は、そんな事してたら仕事が取れないのが現状である。
「枯れ補償」 造園屋にとっては不名誉な事かもしれない。
手間も材料も自分もちであるから痛い。
しかしそれは、上にも書いたように造園工事をすれば必ずついてくるもので、今回あえて恥を忍んで
書いてみようと思った。
下記に「植栽工事特記仕様書」の〔枯れ補償〕の項の抜粋を記す。
〔枯れ補償〕 植栽樹木等が工事完成引渡し後1年以内に植栽した時の状態で枯死または形姿不良(枯死が樹冠部のおおむね 2/3以上となった場合、または通直な主幹をもつ樹木については樹高のおおむね1/3以上の主幹が枯れた 場合をいい、確実に同様な状態になると想定されるものを含む。)となった場合には、請負者は当初植栽した樹木 と同等またはそれ以上の規格のものに植え替えるものとし、樹木などの枯死または形姿不良の判定は、発注者と 請負者とが立会いの上行うものとする。 ただし、暴風、豪雨、高潮、洪水、地震、地すべり、落盤、火災、騒乱、暴動等の天災等により流失、折損、倒木 した場合にはこの限りではない。 植え替え時期については、発注者と協議するものとする。 なお、完成引渡しを受けた翌日より、灌水、消毒などの通常の管理は、発注者が行うものとする。 |
ちなみに移植木は、枯れ補償の対象にはならない。
「今年は、枯れが多い」と仲間内からも良く聞く。
去年の記録的な猛暑が一つの原因にあげられるが、兎に角去年は既存の松の立ち枯れが目立った。
「人間様だってあの暑さには、参ったよな」去年の夏が過ぎた頃の話である。
喉もと過ぎれば暑さ忘れる。というように今思うと本当に去年の夏は暑すぎた。
植物も参らないわけが無い。とくに今回紹介する現場の植栽工事には、北米北部原産のニオイヒバが
かなりやられた。設計の段階でどうにかならなかったのかと今になって痛感している。
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この時期の植え込みは、落葉樹、常緑樹問わず新芽はかきとる。 もちろん剪定も強めにして蒸散作用を軽減してやる。 写真は、幹巻き状況で幹に緑化テープを巻いて蒸散を抑える。 木は、根が切られている訳で、水分の吸い上げる力が弱っている。 これらをすることにより、根から上の水分の蒸発を抑え、負担を軽くして 上と下のバランスを保つようにする。 |
| ニオイヒバ生垣の植え替え作業。 ニオイヒバは、パイナップルのような香がする。 この香に包まれての作業は、今流行の「アロマテラピー」で肉体的、精神的 にも健康になってりして。 |
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最後にタイルなどを水洗いして完了。 元請けのI社の監督さんも終始手伝ってくれました。 |

別名「昇りフジ」のルピナスが今年も元気良く花を咲かせていました。
去年のこのマンションの植栽風景をアルバムに入れてみました
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