釜無川
 (釜無のモンスター)


「今は、減水しててアブラッパヤが多いから期待しない方が良いよ」

前日、渓遊さんから、そういう連絡を頂きましたが
予定通り釜無へ3度目の釣行。
アブラッパヤばかりが多くて本命のアマゴが激減してるらしいです。
それでも、日曜なのでホームに比べ人が少ない釜無川へ。
再びパワフルなアマゴに会いたくて。


3時におきて、3時半に高速に乗り、小淵沢インターへ直行です。
今日は、kajiさんが前日に入ってるので連荘は無理みたい。
とどさんにも何気に誘いを入れましたが、都合が悪いみたい。
今回初めて単独での釜無川です。

4時をチョット過ぎたところで朝焼けが。
あまりに綺麗だったので、双葉SAに寄り道して写真だけ撮ります。
「今日は、天気も良いかな〜?」



今まで使ってたデジカメが壊れたので、新しく購入した『OLYMPUS μ770 SW』
これを早速使ってみたかったというのもあります。
防水なので、不意の雨でも安心してポケットに入れて置けます。
有効画素も710万画素と前回の3倍以上の画素数ですが・・・
多少綺麗かな?


5時にポイントに到着。
仕度して川へ向かいます。
「ピンピンは、羽化して少ないかも」
そういう情報だったのですが・・・


 


ヒラタは、短時間で針に十分に刺せるサイズがかなり採れました。
水温は、17℃。少し生温いです。
「やはり前回同様、アブラッパヤの猛攻に会うのかな?」
そう思いながらヒラタをつけて仕掛けを流して行きます。



石には、苔が付いていて針に絡み付いてきます。
生命反応は、あります。
やはりアブラッパヤです。
かなり流れの速いところでも食ってきますから困ったチャンです。



釣りしてからすぐに先行者が居ることに気が付きました。
2人組みの餌釣り師です。
しかし、釣り上がりが早いので、こちらが追いついてしまうということはありませんでした。
あっという間に姿が見えなくなっちゃいました。

竿抜けを! と細かく流しますが、釣れるのは


やっぱり!
コイツばかり!
ほぼ入れ食い。ハハハハハ・・・・・

釣っては外し、投げ捨てて、餌を付け流すと釣れちゃって、また投げ捨てて・・・・・

と、繰り返すのでヒラタの消費も早いです。
合間に補給しながら釣ります。

そろそろ針も取り替えようかな?
と、思いながら無精して交換しないで流してると・・・・・





ギラン!ギラン!
流しきる所でアマゴが、しかも良い型が!
バシャッ!
すぐにバレてしまいました。

やはり新しいのに結び替えておけばよかった・・・・・
と言うか、食いが浅かった?
いや、結びなおしておけば釣れたかも・・・




あ〜あ・・・折角のアマゴだったのに・・・

ここで、小休止を入れます。
「ぷはぁ! うん! 美味いな! 朝の河原で飲むコーシーは!(涙)

一服してからも本命のアマゴはかかりますが、バラシ!
居ることは居るんですがねぇ・・・食いが浅いと言うか・・・
スレてきたというか・・・

いや、腕です・・・ハイ。




今日は、川見も兼ねてますから。どんどん釣り上がります。
しかし、朝見た2人も早いなぁ・・・
全然みえなくなっちゃった。
(そういえば駐車場にそれらしき車が止まってなかったけど。何処から入ってきたのだろ?)



上流に行くと小アマゴが釣れ出しましたよ。


 


はじめて見る上流部。
良さげなポイントが随所に見られます。

ところが、ここでポツポツと雨が。
そろそろ上がった方が良いかな?

そう思いながら暫く釣りをしてると上の2人が退渓してるのが見えました。
「そっか、アソコから出られるのねん・・」
10時、私も退渓!

ここで、とどさんからメールが・・・
『どないでっか?』

『減水しててチビシー!』
『アブラッパヤばかり(T-T)』
『あと少しだけ釣りしてから上がります(T-T)』


車まで田んぼの中を歩き
戻った頃には雨も強くなってきました。

車の中でオニギリを頬張ってると横に1台の軽トラが止まり
ジロジロとこちらを見てます。
「釣り師の方かな?」
そう思ってると

「これから川に入られるのですか?」
親子連れのそのお父さんが話しかけてきました。

「あ、ハイ。少し休んでから。また入ろうかと・・・」
「あ、そうですか〜・・どうしよ」
「いや、良いですよ。どうぞ行って下さい。私は下流に入りますから」

と、いうところから次第に釜無の釣りの話しに発展していき
話してる途中で、その方が
「もしかして、ホームページ持ってません?」
と言うので
「ハイ・・・・・あれ? もしかして渓遊さんとこに来てる方ですか?ん?」
「もしかして、源さん?」
「ハイ」

いや〜、思わぬ?ところで渓遊さんのお仲間の源さんにお会いしました。

暫くココ最近の釣況など聞いてから
「でわ、お先に」
と言って息子さんと2人で川に入って行きました。

少しして休憩してから私も川に入ります。
ところがさっき入ったばかりの源さん。
子供が転んでしまったとかで早々に上がってきました。
「あまりやってないから大丈夫ですよ」

少ししか竿を出してないようなので、再び朝から攻めたコースで釣ることにします。



雨も段々強くなってきて、少し上がったところで引き返すことにしました。
みるみる水嵩が増してきたので、退渓が心配になってきたからです。
んー、いい判断かも。


結局釣れたのは、7寸くらいのが2匹だけでした(T-T)


「んー・・・なんかシックリこないな・・・」
「あと、もうチョイだけやってから帰るか・・・」

(ここで、今思うと帰らないで正解?だったのかも・・・)



車を少し走らせ別のポイントに移動します。
雨も強くなってきたので川に入らず陸からです。

ここで、今まで使ってた『遥』(6.0m)に少し太くして0.5号をセットします。
一匹でいいからチョットだけ大きいのが釣りたい。
雨で水も濁ってきたので多少太くしても良いだろ・・・
というか、0.2〜0.3号を消耗してしまってたというのが理由ですが(笑)

かなり残ってるヒラタをグランの『川虫』3号に3匹がけにして
落ち込みの流れ込みに投じます。
1匹でいいからソコソコのが釣れてチョーダイ!

1発目音沙汰無し。

2発目。
白泡の切れたあたりで、目印が止まったので合わせます。


何かが、かかりました。
「またアブラッパヤかな?」
そう思っちゃいました。
それだけ今日はアプラビレの無い魚にやっつけられたので(笑)

ソイツは、一瞬大人しかったのですが、いきなり・・・・・

ドピューン!
走り出しました!

「うわ! 何だコイツ! デカイぞ!」
もしかして待望の釜無の尺アマゴか???

尚もソイツは、走ります。
「お、重い!」
「尺上どころじゃねぇ! とてつもなくデカイぞ!」

6mの遥が元から曲がります。
「お、折れるぞー!」

「上の荒瀬に入られたらマズイ!」
踏ん張り食い止めようとしますが、ソイツのパワーは遥を、へし折ろうとするくらいの強烈なパワー!!!

0.5号の釣聖が
キュッ キュル キュ キュ キュ キュ〜

と鳴いています。
いや、
ギュル ギュルギュルル〜!!!
かな?
糸鳴りの擬音が上手く表現できませんが、何時聞いてもこの糸鳴りはゾクゾクするものがあります。

上竿にして溜め、何とか瀬に突っ込まれるのだけは防ぎましたが
6mと短いので今度は対岸まで走られたら自分もこの増水の中に飛び込まなければならなくなる。

糸が切れるかもしれないけど、踏ん張り続けました。

何分経ったでしょう。
10分?
いや、本当はもっと短いかも。

「好い加減弱ってくれよ〜!堪忍してくれよ! 頼むから!」
そう思いながら
「しかし、コイツの正体は何なんだ?」と想像しちゃいます。
水が濁ってるのと全然上に上がってこないので正体が掴めません。

何とか下流のプールまで来てくれたので、後は持久戦だ。

ここで脳裏にふと・・・
「コイツを取ったらバシバシ写真撮って皆に自慢してやろうっと♪」
なんてスケベ根性でニヤけてしまいます。
しかし、取らなければ話しになんない。


「ん?」
大人しくなったかな?
ココで、少しテンションをかけると一瞬ですが、こちらに寄ってきながら上昇してホンノリと姿を現しました。
しかしまたすぐに底へと走ってしまいましたが・・・
ここで、大体の大きさは確認しました

「で、デケーよ!」

「こんなヤツ28cm枠のタモには、とても入りきらないぞ!」

50cmは悠に超えています。
もしかして、60cmはあるかも?そして・・・
その体高!

なんという幅でしょう!
これは、シャケか?サツキマスか?(笑)

よし、もう少しだ。
もう少し弱らせてからタップリと空気を吸わせてやろう。

と、その時
ギュイーーーーン!!!
キュ、キュ、キュ、キュル、キュルキュル〜〜〜


思いっきり下流に下ります。
それに合わせて自分も下ります。

まだ、こんなパワーがあったのか!
温存してたのか?

そして、万進の力を振り絞って抵抗してきます。
それからジャンプ!
ドッパーン!

ここで、コイツが鯉ではないのを知りました。
それからニジマスでもない。
イワナでもない。

何なんだコイツは?
ただ、50〜60cmで体高のあるシャケみたいなヤツ・・・
アマゴ?
でもなさそう・・・

一体コイツは、何物なんだ!

と、まだまだ抵抗し続けるコイツにとうとう軍配が上がってしまいました。

プッツーン!

ラインが、とうとう耐え切れずに切れてしまったのです。



マジ? マジ? マジ? マジ? マジ? マジ? マッジーー?





茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
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茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失
茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 茫然自失 
負けた・・・













暫く川を眺めてました・・・・・

頭の中が真っ白のまま・・・・・・・








ここから切れてました。

8の字の結びの直ぐ下・・・

ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切れてました。
ここから切られちゃいましたよ!(泣)


30分ほど立ちすくみ、トボトボと車に戻ります。
そして、車を走らせ自販機へ。缶コーヒーを買いに行きます。
クーラーに缶コーシー、買ってあるのに。

コーシー飲みましたが物凄く興奮してます。
そして、渓遊さんに電話しました。
物事には順番があるのに
いきなり「とんでもないヤツに切られちゃいました!」が最初の一声でした。

それから煙草を立て続けに3本吸い、なんとか落ち着きを取り戻し
ドシャ振りの中、今度は8mの竿と0.8号の仕掛けを手に川に戻りましたが
ドロドロに濁って増水した水の中では再び食ってくるはずも無く・・・
それでも何度も何度も竿を振り続けました。

ボロ雑巾のようになったイデタチで竿を振り続け

寒くなってきたので竿を畳みました・・・

防水カメラに買い替えておいてよかった・・・・・



帰り際、いきなりヤツが出てきて
口から6mの糸を垂らしたまま
針を外そうと、ドッパン、ドッバン暴れてるのを見ました。

それは壮絶なシーンでした・・・


オシマイ





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