樹木手入れ工事
 某浄水場構内清掃工事(その4)




今年も某浄水場の中にある全樹木の手入れをやることになった。
これは、去年のレポでも書いたが、場内はほとんどが椎、樫類で防煙、防風の役目をしている。
だから、あまりスカスカに透いてしまうのではなく、刈り込んでからヤゴや枯れ枝を取る程度に
留めなくてはならない。
しかし、どの木も背が高いので二段梯子やゴンドラを使わないと、とても刈り込み鋏が届かない。
そして今年もその切った枝葉を破砕機でチップにして腐葉土にして還元リサイクルする仕様。



「チップ堆肥化工」という名目でこれも去年のレポにも書いたが、今回は発酵促進剤や米ぬかなどは
混入しないで自然発酵で腐食することになった。



設計概要は以下
剪定工 堆肥化工 雑工
常緑樹 468本 枝粉砕工 75m3 集水桝清掃工 6箇所
落葉樹 72本 チップ敷き均し工 35.5m3 側溝清掃工 362.5m
株物 202株 人力床堀工 35.5m3 バックフォー積み込み工 52m3
刈り込み物 150.5u 運搬工 48.1m3
生垣 380m 廃棄物処理工 7t
中でも時間を要するのは全樹木の手入れ。
これが終われば殆んど終わったようなもの。毎日9人でやってても延べ30日は掛かる。
チップ敷き均し工
去年作った腐葉土は、当初近隣住民に無料配布する
予定だったが、計画倒れだったようで、今年樹木の根の
周りに敷き込むことになった。






その日切った枝葉はその日に破砕機にかけてチップにする。
チップは、たまにユンボでかき混ぜて攪拌し天地返しをすることにより腐食を満遍なく促進するように
しておく。



枝葉粉砕状況




チップ攪拌状況


毎日の同じ作業でおじちゃんとおばちゃんも慣れてきたようだ。
でも機械を取り扱う時は、慎重に。
一歩間違えると大変な事になってしまうので。





松も丁寧に剪定、もみあげ、古葉取りをしていく。
常にエリア毎に写真も撮るのでその枚数は日々増えていく。
後の整理がこれまた大変!



場内の池では端から順番に定期的に砂をとって大きな洗浄器にかけて洗う作業が行われている為
他業者とのかち合いを防ぐのに毎日打ち合わせをする。
新しい砂の取替えは飲み水を濾す砂なので機械は用いられない。
1〜10まで手作業でやっている。体力勝負の辛い作業なんだな、これがまた。



今回は、付帯する土木工事もあって、汚れた砂の搬出「残土処理工」がそれで、土木事務所の
河川砂防課で搬出許可証をもらい、指定された処理場に搬出する。
産業廃棄物もあって、これは最終処理まで出来るところに持って行き「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」
を提出しなければならない。
この産廃を運ぶのに収集運搬の資格が無いと運べないので、許可のある業者に依頼して
運んでもらわなければならない。
産業廃棄物といっても色んな物があって例を挙げると、缶・瓶・ペットボトル・ビニール・発泡スチロール
などでもっと詳しく調べると以下の物がある。


産業廃棄物の種類
燃え殻 焼却灰、燃焼灰など
汚泥 排水処理汚泥、メッキ汚泥、洗車汚泥など
廃油 廃潤滑油、廃切削油、タール、廃溶剤など
廃酸 廃硫酸、廃塩酸、廃写真定着液など
廃アルカリ 廃苛性ソーダ、廃アンモニア液、廃写真現像液
廃プラスチック ボリ塩化ビニールくず、ポリエステルくず、ポリスチールくず、廃タイヤ、畳など
紙くず PCBなどが塗布されている紙、製本くず、印刷用紙くずなど
木くず 木材片、おがくずなど
繊維くず 木綿、羊毛、絹、麻などの天然素材
動植物性残渣 魚・獣のあら、あめかす、醸造かす、パンくずなど
ゴムくず 天然ゴムくずのみ
金属くず 鉄くず、非鉄くずなど
ガラスくず及び陶磁器くず ガラスくず、レンガくず、陶磁器くずなど
鉱さい 鋳物廃砂、スラグ、ノロなど
瓦礫類 コンクリート破片、ブロック破片、アスファルト破片など
動物の糞尿 牛・ブタ・にわとりなどの糞尿
動物の死体 牛・ブタ・にわとりなどの死体
煤塵 大気汚染防止法に規定する煤煙発生設備及び汚泥、廃酸、廃アルカリ、廃油、
廃プラスチックなどの焼却施設で集められた煤塵


今回搬出したのは「汚泥」でリサイクルで植栽でも使える用土に変えてもらった。


施工後
ゴンドラより撮影


工期が短かったが、応援や臨時の手も借りてなんとかケツを合わせることが出来た。
さあ、新年度。仕事があまくなる時期に入る。






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