Y邸鉄平石貼り工事
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| 施工前 |
施工後 |
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| 硬すぎず柔らかすぎずに練る |
四隅を先に貼る |
縁(ヘリ)を貼っていく |
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| ブラシでトロをすり込ませる |
トロ |
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| 目地にトロを流す |
スポンジでよく拭く |
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| ○亀甲目地 |
×イモ目地 |
久しぶりに庭園工事らしい仕事をしたので、今回取り上げてみる事にした。
鉄平石は、板状の安山岩で、加工して使いやすく、「伊予」「諏訪」「丹波」等の種類がある。
タイルやインターロッキングでも表面を構成する素材はあるが我々造園業者は鉄平石、丹波石、根府川石等の
自然石を利用する。 冷たい感じのコンクリートだけよりも、庭にアクセントがつき、趣がある。
鉄平石はテラスの平貼りや門柱の小口積み、庭の中の飛び石によく使われる。
今回は、平貼りの乱貼りというもの。
テラスがなく、始めからだと基礎のコンクリートを打ってから敷いていくのだが、今回はコンクリがあるので
それを基礎にしていく。
まずコンクリを良く水洗いして汚れを取る。次に用意した鉄平石を全部広げておく(これは、大きくて形のよい
石を先に使うため)少し石が余るくらいの量が本当は理想的。
鉄平石
次に、耳たぶくらいの硬さにモルタルを練り、(砂はフルイでよくふるう)コーナーを先に決める。
四隅に貼った石から石へ水糸を張り縁を決めていく。(コーナーや縁の石は比較的大きめのものを使う)
ぐるりと縁が貼れたら中にポンポンと大きめの石を先に貼ってしまい、それにあわせて中、小の石を貼る。
目地は、コンクリートブロック積みのような「イモ目地」にならない様に気をつる。
昔から親方に「亀の甲羅を良く見てみろ」と言われた。Yの字になるようにするのが基本。
目地の広さも広すぎるとただの敷石になり、狭すぎるとぎこちなくなる。「石辺の平均の長さの
1/20〜1/10が適当」とものの本には書いてあるが、これは現場での経験と感覚で決めてる。
レンガやタイルのように大きさが一定してないので何cmと決められない。
目地の高さは、石の高さと同じ(フラット)にして歩きやすさを考慮してみた。
この時点では、目地の深さはまだ決めないでおく。
道路の交差点でいうと3差路にして4差路はダメということ
全部貼り終わったら、目地の中にトロ(セメントを効かせたモルタルに水を増量して液状にしたもの)を
流し込む。ブラシで良く伸ばして目地によくしみこませていく。
スポンジに水を滲みこませ石を良く拭き綺麗に洗う。
何度もスポンジを洗いながら石を拭いていかなければならない。これが一番大切な仕上げ。
セメントは、素手で長く触れてると手の皮が剥けてしまうのでゴム手をするのを忘れずに!
ボタンの花が作業を静かに見つめてた(詩人だ)
石は始めに大きいのを先にポイント毎に置いて決めておき、形も不規則なのがあればあるほど
趣あるものになる。
庭園工事は面白いので時の経つのも忘れてしまう。
昔は、個人邸の庭造りが結構あったのだが、最近はめっきりと減ってしまった
これも時代の流れなのか新庭造り(全く0から庭を造る)が無くなってきつつある。
管理工事よりも造園工事、造園工事よりも庭造りが私は、好きなのだが。