ここでは、現場で遭遇?してきた樹木につく害虫を集めてみました。
大切な樹木を害虫から守る為には、まず日頃のチェックと予防が大切です。
(徐々に害虫の種類を増やしていく予定です)

チャドクガの幼虫 ツゲノメイガの幼虫 モンクロシャチホコの幼虫
カイガラムシ



チャドクガの幼虫
我々の一番の天敵と言っても良いだろう。
有毒な毛を持っており、これに触れると
メチャクチャ痒くなり皮膚に炎症を起こす。

触れたと思ったら即座にガムテープなどを
貼って有毒毛を剥がすといいのだが
どうしても痒さに堪らず引っ掻いてしまう。

私は、散々刺されてきたので
免疫?が出来てるのか。1時間くらいで
痒みは引くが、普通の人は
すぐに痒み止めの薬を塗ることを勧める。

人によっては病院に通うようになる。

主にお茶の木やサザンカ、ツバキに発生する。

〔防除法〕
見つけたらすぐにスミチオンなどの殺虫剤を散布するのも良いが
チャドクガは、抜け殻の毛に触れただけでも炎症を起こす。
そのまま死骸を放置しておくと枝に垂れた残骸が
風で舞ったりして飛び散り皮膚に触れたりする。

集団で葉の裏に固まって着いてるので
出来たら、その枝ごと慎重に切って焼くか袋に入れて
処分する捕殺が望ましい。


ツゲノメイガの幼虫
「クサツゲが全滅しそうだ!」
暑い夏がやってくるチョイ前だったろうか
施主に呼ばれて他の現場を抜け出て飛んでいった。

去年植えたばかりの500株ほどのクサツゲが
正に全滅しかかっていた。

食害性害虫メイガの仲間の「ツゲノメイガ」
その名の通り主にツゲの樹を食害する。

その食いっぷりは、凄まじく
「あ!」という間に葉を食い荒らしてしまう。

成虫は、なかなか綺麗なんだけどねぇ・・・
〔防除法〕
見つけ次第スミチオン乳剤などの殺虫剤を散布する。
現場に行った時は、既に遅く半分くらい完全に枯れてしまった・・・

浸透移行性のある「オルトラン」を撒いておき予防効果を高めておく手もある。


モンクロシャチホコの幼虫
消毒を頼まれ現場に駆けつけると
サクラの樹の下には、ビッシリと黒い糞が。
しかし葉についてる幼虫は、あまり居なかった。
既に蛹になって土中に潜った後だったようだ。

←この幼虫は、既に終齢になっているが
幼齢は、もっと赤っぽい。
そっくり返る様子が「シャチホコ」に似ているところから
この名がついた。主にサクラやヒメリンゴに着く。
30本ほどある桜の樹のうち2本が丸坊主になっていた。

桜の樹の上につくと初めのうちは発見しづらい。
大概が下に落ちてる大量の糞で気付くパターンが多い。
〔防除法〕
この幼虫は、冬期に地際の落ち葉などの下で蛹になって越冬するので
落ち葉ごと掻き集めて焼却する。
一度着いた木の下には、まだそこには蛹が居るはず。
また、その木には来年また着くので春になったら早めにチェックして
ついてたらすぐにカルホス乳剤、DEP乳剤などを散布する。


カイガラムシ
集団で植物の葉や枝に寄生し、汁液を吸収する。
よって衰弱させてしまう。
種類も400種以上いると言われている。
カイガラムシの分泌液で「スス病」も誘発する。
見た目もよくない。
(どんな害虫も見た目は良くないけど。)

写真は、お得意さんの庭のウメについてたもの。

〔防除法〕
マシン(機械)油乳剤を散布し窒息死させるのがカイガラムシの場合一般的だが
出来れば捕殺をお勧めする。その方が確実。
古く使わなくなった歯ブラシで、かきおとす。
落とされたカイガラムシは、這い上がってこない。その場で死んでしまう。
私は、いつもそのままゴム手で掻き落としている。
掻き落とすと粉っぽいのが舞うので、マスクや防護メガネ、帽子などを被って作業したほうが良い。